大きな目と垂れ下がった飾り毛の映える耳、
平坦で美しいラインを描いた頭頂等
彼らは実に多くの魅力を兼ね備えています。
小さな体から漂う雄雄しい雰囲気は、かつての英国の王たちに溺愛されました。
18世紀のイギリスの王たちによって数々の絵画が残され、
当時のキャバリアという犬種の存在の大きさをうかがい知ることが出来ます。
そんなキャバリアの人々を魅了し続ける力は衰えを見せず、
現代においても人気犬種の1つとして親しまれている愛玩犬です。
優雅で雄雄しく高貴な風貌を放つ彼らですが、
その外見とはうらはらにほとんど吠えず噛みグセも比較的少ない上、
性格は人懐こく陽気なのですぐに家族と溶け込めるでしょう。
それ故に、番犬等にはあまり向いてはいません。
知らない人からでも食べ物をもらってしまうほどと考えておいた方がいいでしょう。
愛玩犬として親しまれている彼らですが、鳥猟犬としての側面も持ち合わせ、
その走る姿はまさに正当なるスパニエルの血統である事を実感できます。
中世から続く誇り高く雄雄しい雰囲気を一切霞ませる事なく、
小型の愛玩犬として非常に人間と友好な関係を築ける犬種――
キャバリアの長年にわたり色あせない魅力は、
すべてそこに表されていると言えるでしょう。
キャバリア
ラブラドールレトリーバー
ゴールデンレトリーバー
ヨークシャーテリア
柴犬
主に古くから欧州を中心に繁殖が行なわれ、
世界中で愛されてきた愛玩犬――スパニエル類の犬たち。
そのスパニエルの代表的な犬種として飼育され親しまれてきた
キャバリアは、とても温和で人懐こい性格をしています。
元来陽気な性格であるため、どんな人・犬とでも仲良くなれてしまいます。
ケンカを好む好戦的な部分がほとんどなく、
噛み合いや吠え合いとは無縁であると言えます。
以上のようにコミュニケーションのトラブルとはほとんど無縁ですが、
あまりに警戒心が少ないために、知らない人からご飯をもらったりする事も。
果てはそのままその人について行ったりしてしまう事があるため、
飼い主が常に目を離さないようにしてあげる事が理想です。
ドッグ・ラン等、犬を放す事ができる一部の施設においても
どこかへ行ってしまわないように見張る事が望ましいです。
故に番犬としては不向きな犬種で、
キャバリアはやはり愛玩犬と考えて飼育するべきでしょう。
また非常に空気を読む能力に優れ、
飼い主の表情や仕草からその感情を察する事ができると言われています。
そのため、キャバリアに家族のルールを教えるには、
目いっぱい褒めてあげながら行なう方法が望ましいです。
飼い主が目の前で喜ぶ事で、彼らもまた最高の喜びを感じる事でしょう。
ポメラニアン
パピヨン
ミニチュアシュナウザー
マルチーズ
シーズー
体重は5s〜8kg、体高はおよそ33cm。
正式名称『キャバリア・キングチャールズ・スパニエル』。
鳥猟犬をその本来のポジションとしながらも、
愛玩犬らしい小ささな体と頭の良さを持っているスパニエル類。
このキャバリアもそんなスパニエルの一員として、
愛玩犬という役割を担わされ長年親しまれてきました。
18世紀イギリスの王室で愛され、一躍世界にその名が広まったキャバリア。
全身にわたって生える美しい飾り毛に目を奪われることはもちろん、
鳥猟犬としてのそのエネルギッシュな身体能力が
いっそう彼らの高貴な犬種としての存在感を高めています。
名前の冠にもなっている“キャバリア”とは紳士や貴女につくす男性、
騎士道精神の持ち主という意味があり、まさに彼らの風貌に相応しい名称です。
そんな雄雄しい風貌のキャバリアですが、
愛玩犬としての歴史を長く持っているためその性格は温和で、
どんな人や犬とでもすぐに仲良くなれる事でしょう。
彼らを一言で言い表すのなら『陽気で甘えん坊なジェントルマン』でしょうか?
欧州における流行犬種の移り変わりの中で一時期は幻の犬種となってしまった彼らは、
幸いにも当時のそのままの姿を取り戻しています。
そんな厳しい状況から見事に立ち直った歴史にこそ、
この犬種の人気と雄雄しい姿の秘密が隠されているのかもしれません。
フレンチブルドッグ
コーギー
パグ
ジャックラッセルテリア
ボストンテリア
キャバリアが属するのはスパニエル類と呼ばれるグループです。
スパニエルとは“鳥猟犬”の事で、
文字通り鳥を追いたてる猟犬たちを指しています。
キジ等、猟において最も狙いのつけやすい鳥が
地面から飛びたつ瞬間を狙って発砲する時に、
狙い通りの位置に鳥を追いたてる役目を引き受けます。
スパニエルは人の命令を理解し、その抜群の運動力を発揮して猟に貢献してきました。
キャバリアも、スパニエルの一員としてその一部が猟において活躍しています。
しかし多くのスパニエル類の犬たちがそうであるように、
キャバリアもその洗練された魅力ある外見から、貴族たちに愛玩犬として飼育されました。
鳥を追いかけるが故にスパニエルの体は小柄であり、
非常にやわらかく繊細な毛質をしている事が、
そのまま愛玩犬らしい風貌を彼らにあたえたのです。
犬による猟が珍しくなった現代において、
キャバリアはスパニエルの中でも
ずば抜けた毛の美しさで愛玩犬としての地位を保持しています。
日本国内においてもその登録数において
全犬種中14位という上位に食い込み、その人気の高さが覗えます。
活躍の場を山やイギリスの王室から一般家庭の室内に移した現代に至ってなお、
彼らは支持され続ける犬種なのです。
ボーダーコリー
トイプードル
チワワ
ダックスフンド
ビーグル